販売とか製造とかのこと その2
「セービング」は"ムダを省く、節約する"という意味であり、その商品コンセプトに基づいて一九八〇年(昭和五五年)に発売開始されました。
八〇年はイラン・イラク戦争が本格化した年であり、第二次石油危機の年でもありました。
公共料金の値上げに始まり、生活必需品の値上げが相次いで行われたことによって消費者の生活防衛意識が極めて高まりました。
ダイエーは同年の一月に、「物価値上がり阻止運動」をスタートさせ、生活必需品五〇〇品目の価格を一年間凍結すると宣言しました。
そして、その年の一二月に「セービング」四一品目の発売をスタートさせたのです。
発売当初の「セービング」の"ブランドロゴ"は、黄色と黒のデザインで、いかにも安さを強調する色調とデザイン文字でした。
「セービング」の当時のブランドコンセプトは「商品の本来の機能、品質は維持しつつ、ムダな機能などを省くことによって、NB商品価格の20%から30%安を実現する」であり、その開発手法は「トレード・オフ」を基本にしていました。